情報デザイン演習3 2012

デザイン科学科の3年生を対象に「情報デザイン演習3」を開始しました。この演習では、今年から「サービスデザイン」を学ぶことができるように授業体制を作っています。



情報デザイン演習3のシラバスは、僕と安藤先生を中心にして、下記の考え方を基本としてシラバスを作っています。「サービスデザイン」に関しては実験的な要素もあります。

(1)情報デザインの基本である、論理的アプローチと創造的アプローチを組み合わせる:
・論理的アプローチとしては、この授業の前にある「情報デザイン論3」という授業の中で、ユーザー調査、インフォメーションアーキテクチャー(IA)、情報コンセプト、プロトタイピング手法、ユーザー評価手法などの最新のデザイン手法を学び、「情報デザイン演習3」で実践して、スキルを身につけます。
・創造的アプローチとしては、アイデア発想のブートキャンプと体験的な発想法など活用します。

(2)人間中心設計とユーザーエクスペリエンスの概念を基本とする:
・人間中心設計のプロセスを基本として、ユーザー調査、目標設定、設計とユーザー評価のサイクルとします。
・実際のユーザーを対象とした観察調査、インタビュー、ユーザビリティテスト、ユーザー評価などを実施し、調査結果より価値分析します。
・ユーザーの総合的な体験をとらえるために、時間軸でのユーザー視点を大事にします。

(3)実践的なデザインアプローチを基本とする:
・僕も安藤先生も、企業で実践的なデザインやコンサルティングの経験がありますので、そこでの経験を生かした実践的なアプローチとしています。
・課題は「提案依頼書(RFP:Request for Proposal)」として目標を明確にします。
・ビジネス的な視点も含めた、デザインアプローチとしています。
・中間発表や最終発表には、協力していただける「株式会社エムティーアイ」と「株式会社コンセント」の方に参加いただき、アドバイスをいただきます。


今回は、70名弱の学生が参加して、「Webデザイン」または「サービスデザイン」の課題を選択しますが、基本的なプロセスはどちらも同じようなプロセスになります。今日は、課題の選択をしてもらいましたが、ちょうど半分づつの人数になりました。



「Webデザイン」のプロセスでは、「株式会社エムティーアイ」社の現状スマーフォン用Webサイトを対象として、現状調査、価値分析などから開始して、インフォメーションアーキテクチャー、コンセプトデザイン、ビジュアルデザイン、プロトタイプとユーザー評価、プログラミングとWebサイトへの実装化をして、最終発表に向かって行きます。


「サービスデザイン」のプロセスでは、「株式会社CITサービス」社の食堂と購買を対象として、現状の観察調査、価値分析などから開始して、エクスペリエンスマップ、ビジネスモデルを活用してコンセプトと構造をまとめます。そのコンセプトを視覚化し、視覚化したコンセプトをユーザー評価して、タッチポイントのプロトタイプ制作をして、最終発表に向かっていきます。

「情報デザイン演習3」についてTAのBlogで実況中継をします。

コメント

soyo さんの投稿…
初めまして。いきなりの投稿お許しください。私、千葉大学工学部デザイン学科4年の学生です。この授業のサービスデザインにすごく興味もっていて、もしこの授業で聴講が可能であれば、途中ですがぜひ聞かせていただきたいなと思います。このコメントは削除してもらってかまいませんが、もし聴講の可否に関してsoyoppp@gmail.comにご連絡いただけますでしょうか。よろしくお願いします。

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