サハラ砂漠の工場「Solar Sinter Project」in Milan

 ミラノのドームの側の「The Future in The Making」という展示は、AUDIとDomusがスポンサー。

最初にこの展示の趣旨が書かれています。
      オープンデザイン・アーキペラゴ(列島)展では、ドムス社 が、技術、素材、デザインの哲学と経済の枠組みを作り直すことに取り組んでグループ、個人、企業やプラットフォームの選択をしました。 
「コラボレーションのオープンソースのプラットフォーム」から「クラウドファンディング(多くの人からお金を集める資金調達方法)の広がり」、「ファブラボの増加」から「新しいフードデザイン」、「ネットワーク技術の普及」と「低コストの生産方法」まで、設計方法を深く変革するデザイン事例を展示しています。


そこでの最初の展示は「What if deserts were to become the factories of tomorrow?」(もし砂漠が未来の工場になるとしたら?)「SolarSinter Project」というプロジェクトの展示

ソーラーを使って電源をおこし、砂漠の中で、砂漠の砂を使った工場になる装置の展示。

その装置で作られた、器が置いてある。

会場のデモビデオが圧巻。多くの人がこのビデオに目を奪われていた。僕も、このビデオの圧巻されていたが、隣にいた中国人は興奮して、まわり友人に大声で説明していた。




サハラ砂漠へ機材を持って出かけて行く。
砂漠で、機材を組み立てる。
砂漠の太陽で、装置が動き、樹脂が溶けて砂と交わる。
こんな感じで、形ができてくる。

装置の外観も、機能的でありながら、シンプルで美しい。

この装置のデザインをしたのは、Markus Kayserというドイツ人のRCAの院生。とにかく、実際に動く迫力に圧倒される。この院生は、この装置以外にもいろいろな活動している。こちらのWebサイトを参照してみてください。

この展示で感じたことは、「サハラ砂漠、太陽光だけで、ある目的のために、簡単に小ロットのモノづくりをする」という明確なユーザー中心のコンテクストの設定力、実際に稼働するモノまで作ってしまうプロトタイプ力とそのシナリオを映像で伝えるコミュニケーション力だと思います。

既存技術の組み合わせですが、これまでの常識的なコンテクスト(きちんとした工場で大量生産してサハラに輸出する)を超えて、地域のコンテクストの上で、デザイン提案をしていることだと思います。

このようなデザイン提案を見ると、新たなデザインの活用の可能性が見えてきます。


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