ザハ・ハディッドの国立21世紀美術館 in Roma

 ローマで、2010年に完成した、ザハ・ハディッド(Zaha Hadit)の設計した国立21世紀美術館(MAXXI:Museo Nazionale dalle Arti del xXI Secolo)に行ってきました。

とても興味ある造形と表情のある建築で、天才と言われるザハ・ハディッドの才能を強烈に感じました。正直、この美術館を見に行っただけでも、ローマに来たかいがあったと思います。

そして、経済的には不況といわれているイタリアで、未来のために文化への惜しみない投資も実感しました。

まずは、写真を見てください。たぶん、写真を見ても建物の構造はよくわからないと思いますが、この建物の不思議な光景を感じてもらえばよいかと思います。
入り口へのアプローチ(どこが入り口だかよく分かりません)

ミュージアムカフェ。カウンターも船のような形のデザインになっています。

ここをあがると展示場所です。この不思議な雰囲気は、、

建物から飛び出している部分が展示と外への展望を楽しめます。

展示施設を繋ぐ階段。不思議な空間です。

会場では、「indian highway」というタイトルで、インドのアートが展示されていました。これもその一つですが、透明感があり美しいものでした。




これが建築モデル。流れるようなデザインが複雑に建築とからまる。迷路のような建築計画。

こちらのカウンターも船のような造形で、楽しい。

受付カウンターの造形とその周辺の空間。



この建物のコンセプトのイメージや、写真は彼女のWebサイトをご覧になってください。


入り口のわきの方には、ザハ・ハディトがデザインしたソファが置いてあります。下部にはオットマン(足置き)が置いてありますが、これを引き出して足を置くことができます。このソファの造形が美くしいし、建物のアクセントカラーの黒と同系色で、ぴったり。

そして、その左横においてある、ソファの有機的で黒い形と相対するように白い四角形のゴミ箱の組み合わせがよい。人間に注目してもらい、座ってもらいたい形のソファと、建物と一体となって目障りでなくそしてアイコンがポイントになる形のゴミ箱。とても素晴らしいと思いました。

ごみ箱の形は四角形でありながら上部に少しの傾きがある。これって、ブルーノムナーリの灰皿にも似ている形。壁と同色の白で仕上げて、楽しい黒いアイコンがゴミの識別とデザインのポイントになっているのが魅力的。

どうですか?
イラク出身の女性建築家のザハ・ハディットの魅力の一旦を感じられたと思います。
かっては、実際の建築作品ではなく、過激なコンセプトを示した図面の製作者として知られていた彼女が、最近ではこのように実際の建築が建てられてみると、さらにその過激なコンセプトを体験することができます。この美術館を体験できただけでも、ローマに来たかいがあったと思います。

それと、この美術館の企画展示のインドのアートの展示もとても充実していました。森美術館の展覧会なども充実してよいのですが、その倍の量と迫力がありました。
イタリアが不況だと言われていますが、このような素晴らしい建築(みかたによっては無駄な建築)と他国であるインドのアートにお金をかけた展示、どちらも、イタリアの未来の文化のための投資には、お金をおしまず使っていることを実感しました。

ザハ・ハディットのWebサイトも参照してみてください。
ザハ・ハディトのwebサイトも必見です。



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