2011年12月31日土曜日

Next 5 in 5 とデザイン


IBMは、今後5年間で人々の働き方、生活、関わり方を一変させる可能性を持った5つのイノベーションである「Next 5 in 5」を発表しました。

 「Next 5 in 5」を紹介する映像はYoutubeに公開されています。この映像は、目に見えにくい情報をインフォメーショングラフィックスを活用して分かり易い映像にしています。英語圏でない人たちにも、わかりやすく魅力的に見せているのが、うまいなあと思います。


この中で、僕が特に興味をもったのはMobileです。低価格のMobileの普及によるデジタルデバイトがなくなるというのは理想的ですが、そのためには、インタフェースやユースウェアが鍵になると思います。ハードが普及しても、使い方のデザインとインタフェースのデザインによって、デジタルデバイドがなくなるかどうかに強く影響します。

BOPのデザインも、かならずしもローテクのデザインだけでなく、BOPのための文化性や地域性を考慮したインタフェースとユースウエアのデザインも検討してみたいと思います。


日本IBMのプレスリリースの資料をより抜粋して下記に解説を掲載しました。

[1] Energy あなたの作ったエネルギーが誰でも使えるように
ウォーキング、ジョギング、サイクリングや、あなたのパソコンからの熱、水道管を流れる水など、動くものや熱を発生するものであれば何でも、貯めておけるエネルギーを作り出せる可能性を持っています。

例えば、自転車の車輪のスポークに取り付けた小さなデバイスが、ペダルを漕ぐとバッテリーに充電することを想像してみて下さい。自転車で好きなところに移動するついでに、自宅の照明の電力の一部を作ることができるのです。

[2] Security もうパスワードは不要に

あなたの生物学的な特徴があなた個人のアイデンティティーの鍵であるように、近い将来それが個人を守る鍵になるでしょう。

例えば銀行のATMで自分の名前を名乗るか、あるいは網膜のパターンを読み込む小さなセンサーを覗き込むだけで安全にお金を引き出すことができるようになります。また、同様の方法で、モバイル端末やタブレット端末からも残高の確認などができるようになります。

[3] Mind Reading 人の心を読むことが空想から現実に

人間の脳と、コンピューターやスマートフォンなどの機械をリンクさせる方法が研究されています。これが実現すれば、あなたは話したい相手を思い浮かべるだけで、電話をかけられるようになります。また、カーソルの移動先を思い浮かべるだけで、画面上に表示されているカーソルを操作できるようになります。

バイオインフォマティクス分野の科学者たちはすでに、脳の電気的活動や、表情、興奮、集中の程度などを計測できる高度なセンサーが付いたヘッドセットを考案しており、それを利用すれば、人が何をしようとしているのかが行動前にわかるようになります。


[4] Mobile デジタル・デバイドのない世界に

モバイル・テクノロジーの発展により、5年後には情報を持てる者と持たざる者の差は大幅に縮まると見られています。5年後にはモバイル端末の出荷台数は56億台に達すると見られ、世界人口の80%が1台ずつモバイル端末を持つことになります。モバイル端末価格の低下に伴い、これまで買うことができなかった人々も今後はモバイル端末を手に入れ、さまざまなことができるようになります。

例えばインドでは、音声技術とモバイル端末を活用して、読み書きのできない地方の村人たちが、端末に録音したメッセージを介してコミュニケーションできる仕組みを実現しました。以前は手にできなかった情報を得られるようになったことで、村人は天気予報を確認して農作物に肥料を散布する時期を決めたり、医師が村を訪れる日程を確認したり、また農作物や商品の最適価格を決定したりできるようになりました。


[5] Analytics 迷惑メールが価値あるお知らせに

5年以内に未承諾広告はよりパーソナライズされた内容になり、スパムは事実上根絶されると見られています。同時に、スパム・フィルターの精度も上がるため、不要な売り込み広告からは解放されるようになります。

もし、カレンダーに登録しているスケジュールに合わせて、お気に入りのバンドのチケットを発売開始と同時に予約できるようになったらどうでしょう。あなたは、通知を受け取り次第、モバイル端末から直ちにチケットを購入することができます。また、搭乗予定の飛行機が大雪の影響を受けそうな場合に通知を受け、航路を変更することができるようになったらどうでしょう。

2011年12月29日木曜日

ストーリーテリング・ワークショップのお知らせ


‎1月14日の研究室勉強会では、「ストーリーテリング」をテーマに講義とワークショップで学びます。

■タイトル:研究室勉強会「ストーリーテリング・ワークショップ」
■日時:1月14日(土)10:00-15:20(受付は9:50より)
■場所:千葉工業大学津田沼キャンパス(JR津田沼駅より徒歩3分)
■主催:千葉工業大学デザイン科学科山崎研究室
■参加:基本は研究室学生ですが、社会人を若干募集します。申込はこちらから。
■参加費:無料
■趣旨:ストーリーテリングとは、ある思いやメッセージを他者に伝える方法であり、ビジョンやコンセプトなどを共有・浸透する方法としてビジネスの分野で活用されていますが、デザインの世界でも、ユーザー情報の共有、アイデアの創出、アイデアの評価、ビジョンやコンセプトの共有方法として活用が期待されます。

今回は、「ユーザエクスペリエンスのためのストーリーテリング -よりよいデザインを生み出すストーリーの作り方と伝え方」という本を翻訳されたUX TOKYOのメンバーから楽天の脇阪さんを講師・アドバイザーとしてお招きして、最新手法をワークショップを通して学びます。

■内容:
10:00-10:40 ストーリーテリングとは、脇坂義則(楽天)
10:40-11:00 ワークショップの進め方、脇坂義則(楽天)、山崎和彦(千葉工大)
11:00-14:30 ワークショップ(含む昼食)
・ストーリーを聞いて、集める
・ストーリーを構成を組み合わせて、作る
・ストーリーを使ってアイデアを生み出す
14:30-15:00 各グループの発表(ストーリーとアイデアを伝える)
15:00-15:20 ストリーテリングの今後、山崎和彦(千葉工大)

■講師略歴:脇阪善則氏
楽天株式会社編成部プロジェクトマネジャー。京都工芸繊維大学工芸科学研究科修了、認知心理学やユーザビリティの研究を通じてユーザーエクスペリエンスに出会う。ユーザーリサーチャー、ユーザビリティエンジニアなどを経て現職。

■参考書:「ユーザエクスペリエンスのためのストーリーテリング -よりよいデザインを生み出すストーリーの作り方と伝え方」(丸善)
ストーリーテリングとは、ある思いやメッセージを、言葉・音声・イメージなどを使って他者に伝える方法であり、古来から誰もが日常的に実践してきた方法です。
近年、ストーリーテリングの「伝える力」にあらためて脚光が集まっており、ビジネスの文脈においても、ビジョンや事業コンセプトなどを共有・浸透する方法として用いられています。
本書では、製品・サービスのユーザエクスペリエンスデザインに向けた実践的なストーリーテリング活用方法をご紹介します。
顧客インサイトのチームへの共有やデザインアイデアの創出のために、ストーリーテリングは非常に重要なスキルとなるでしょう。
初めての方でも、本書を通じてストーリーテリングとは何か、ストーリーを作成し共有するまでのプロセスやフレームワークを、豊富な事例(ストーリー)とともに深く理解することができます。

これまでのワークショップはこちら
これまでの研究室勉強会はこちら

2011年12月26日月曜日

フィレンツェ郊外の農園 day3 in Firenze

フィレンツェから電車で一時間ぐらいの所にMontecatini Terme(モンテカティーニテルメ)という温泉保養地がある。そのそばの丘陵地にあるアレキサンダーの自宅兼農園にお邪魔しました。

入り口には、犬が待っていてくれる。2匹とも、とても寂しがりやで、主人が出かけると寂しそうな顔をして入り口で待っている。

2匹とも、とてもひとなっつこくて、いつも人間のそばにいるのが好きなようだ、ぐたーとして、待っている。
将来、民宿にする別棟の食堂。テーブルと椅子も質素だが気持ちがよい。そして、窓からの景色が美しい。
元気のよい3匹の豚が走り回っている。この豚が大きくなったら、銃で殺して、ハムにするそうだ。日本の豚と異なり、ペットのように人間の表情を伺うし、元気もよいし、まるで違う動物のようだ。
大理石で作った露天風呂。夕暮れの景色をみながら、お風呂に入るのは最高のぜいたく。
こちらが、オリーブ工場+宿泊施設の別棟。ここで、ワークショップをやりたい。
台所には、かまどがあり、ほぼ毎日ここで炭を燃やしして料理を作っているそうだ。
居間には、大きな窓があり外からの景色が美しい。
帰る途中に、Montecatini Alto(モンテカティーニアルト)は山の上の歴史ある小さな街に連れて行ってもらった。この街はローマ時代、街を見渡せる軍事的な拠点として作られた。とても古い教会があり、遠くまで見渡せることができる。



・day1ベネチアの現代美術館 in Venezia
・day1ベネチア・ビエンナーレ in Venezia
・day1ベネチアのマテリアル in Venezia
・day2 フィレンツェ郊外の農園 in Firenze
・day3 フェラガモ博物館とアルノ川でワイン in Firenze
・day5 現代アート美術館 in Roma
・day5 ザハ・ハディッドの国立21世紀美術館 in Roma

・フィレンツェでの活動はこちら
・ミラノでの活動はこちら

2011年12月25日日曜日

神保町の老舗

 クリスマスイブイブに「通称えび本」の編集会議に参加しました。

この本は「ビジョン提案型デザイン手法」の本でしたが、なぜか「えび本」と呼ばれています。最近は、月に一度は朝から夕方まで、みっちりと編集会議をやっています。なんとか来春には発刊したいです。

この本には、多くの人に執筆者になってもらい、多くの事例を掲載する予定です。午前中は、この事例のタイトルやフォーマットの整理。

海鮮麻辣湯麺

昼食は、神保町の中華料理の老舗の「揚子江菜館」。あまりにも寒かったので、暖まりそうなので、みんなで「海鮮麻辣湯麺」を注文しました。これは、おいしいのですがとても辛い。さすがに、おつゆをすべて飲んだ人はいませんでした。あとから調べてみると、戦後、この店から冷やし中華が発祥したそうです。次回は、冷やし中華を食べたいと思います。

午後は、前回の修正点の確認と本のデザインの検討です。今回は、表紙だけでなく、本の中身のレイアウトやイラストなど、本全体のデザインディレクションを竹内さんにお願いしています。今回の打合せで、だいぶ方向性が決まりました。


酔の助
この日は16:00ぐらいに修了して、神保町の老舗の居酒屋「酔の助」へ、移動。さすがに時間が早いので、お客さんがほとんどいないので店内は寒いが、いごこちのよい雰囲気。

神保町の中華料理の老舗の「揚子江菜館」はこちら
神保町の老舗の居酒屋「酔の助」はこちら
本づくりの活動はこちら
ビジョン提案型デザインの活動はこちら
神田での活動はこちら

2011年12月22日木曜日

情報デザインフォーラム忘年会

先週末は情報デザインフォーラムの打合せと懇親会

僕は、懇親会から参加。渋谷の神泉の「たもいやんせ」という焼酎のお店。

いつもお世話になっている丸善の渡辺さんと「情報デザインのワークショップ(仮)」という本の企画を話ました。アイデアとしては前半は2ページ単位で情報デザインのデザイン手法とワークショップ手法を解説、後半は事例としての多様なワークショップの紹介。

今、かかっている「エビ本(仮)」と「HCD海外事例(仮)」の本を年末に終わらせて、来年2月ごろにキックオフの編集会議になると思いますが、、

情報デザインフォーラムの活動はこちら
・詳細は浅野先生のBlogを参照

2011年12月21日水曜日

プロダクトデザイン・ミーティング2012

日本デザイン学会プロダクトデザイン研究部会(PD部会)が発足いたしました。

この研究部会の発足をかねて、下記のイベントを開催いたしますので、ご連絡します。
皆様のご参加をお待ちしております。

■タイトル:「プロダクトデザイン・ミーティング2012」

■趣旨:日本デザイン学会ではプロダクトデザイン研究部会(PD部会)を発足させ、今後プロダクトデザイン分野の研究促進をする予定です。さっそくですが、PD部会の設立のイベントを下記のように検討しています。また、このイベントではID部会のしきりとPD部会の発足をかねた楽しいイベントにできればと考えております。

■日時:1月31日(火)時間:18:00-19:30(19:40より懇親会)
■場所:六本木アクシスビル4階JIDAギャラリー
■主催:日本デザイン学会プロダクトデザイン研究部会(PD部会)
■共催:日本インダスリアルデザイナー協会アクレディット部会
■定員:30名(先着順)
■申込:こちらのWebサイトより申し込んでください。
■参加費:無料(懇親会は4000円程度)

■内容;
1)「これからのデザインにむけて」、原田昭、札幌私立大学、学長
2)「プロダクトデザインの研究活動について」、山崎和彦、千葉工業大学、教授
3)プロダクトデザイン研究へのメッセージとディスカッション
・酒井正幸(札幌市立大)
・蓮見孝(筑波大)
・上田義弘(富士通デザイン)
・塚原肇(実践女子大)
・佐藤弘喜(千葉工大)
・高橋克実(ホロンクリエイト)
・細田彰一(日本工大)
・横田英夫(ノーバス)
・小野健太(千葉大)
・竹末俊昭(拓殖大)
・佐藤徹(日大)
・山中敏正(筑波大)
・河原林桂一郎(静岡文化芸術大)

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[日本デザイン学会プロダクトデザイン研究部会の紹介]

■設立趣旨:日本デザイン学会ではID部会を発足させ、製品に関するデザイン研究を推進し、製品デザインに関連する研究の幅は広がり、多様なデザイン研究に発展しました。現在、この部会の活動は実質的に休止状態にあり、製品デザインにフォーカスしたデザイン研究を推進する部会がない状態である。
一方、社会の状況をみると、製品デザイン関連する多様な課題が議論され、これからの社会の考慮した、プロダクトデザインに関連する研究の必要性も高まっている。この研究会では、プロダクトデザインに関連する、1)未来のプロダクトデザインの研究、2)ユーザー体験を考慮したプロダクトデザインの研究、3)これからのプロダクトデザインの専門性とスキルの研究、を中心に、これからのプロダクトデザインに関わる研究を推進する。

■活動目的:プロダクトデザインに関連する下記の分野に関して、手法やアプローチの研究、実践的な研究、作品研究などの研究を推進する。
1)未来のプロダクトデザインの研究:プロダクトデザインのインテリジェント化、新技術や新素材への対応、サスティナブルな社会への対応、イノベーションを生み出すプロダクトデザイン、アドバンスドプロダクトデザインなどの研究

2)ユーザー体験を考慮したプロダクトデザインの研究:ユーザー中心、ユーザー体験、インクルーシブデザイン、多様な地域や文化への対応、エモーショナルなデザイン、五感の視点、グローバル化やローカル化などのプロダクトデザインに関わる人間とエクスペリエンスの研究

3)これからのプロダクトデザインの専門性とスキルの研究:これからのプロダクトデザインに関わる人のコンピタンス、専門スキル、専門教育、専門資格などに関する研究

4)上記以外でもこれからのプロダクトデザインを中心とした研究

■運営委員:
主査:山崎和彦(千葉工大)、幹事:蓮見孝(筑波大)、塚原肇(実践女子大)、佐藤弘喜(千葉工大)、高橋克実(ホロンクリエイト)、細田彰一(日本工大)、酒井正幸(札幌市大)、森田昌嗣(九州大学)、上田義弘(富士通デザイン)、山内勉(福井工大)、横田英夫(ノーバス)、小野健太(千葉大)、竹末俊昭(拓殖大)、柳田宏治(倉敷芸術科学大)、佐藤徹(日大)、山中敏正(筑波大)、河原林桂一郎(静岡文化芸術大)、中島聡( 愛知県立芸術大 )、滝本成人 (椙山女学園大学)

2011年12月12日月曜日

今年も京都一杯


京都工芸繊維大学大学院の「情報デザイン特論」の中間発表が終わり、最後は就職活動の話。ポートフォリオのポイントについて解説しました。

昨年完成した、岸和郎先生のKIT HOUSEというカフェテリアが美しい。
カフェテリアの前には銀杏がライトアップされている。
ほぼ満月が銀杏のむこうに見える。
黄色で染まっているキャンパス。
夕方は、おなじみのまんざら亭nihiki で同級生と忘年会。
同級生6人のうち3人は大学の専任の先生になり、一人は非常勤講師、一人は大学と産学プロジェクトをやっていて、どうも大学と関連が深い。みんな、いい笑顔をしている。おやじも捨てたもんじゃない。

2011年12月11日日曜日

地域と地球を楽しくするためのデザインワークショップ


山崎研究室では、年末に(株)ナカダイ・前橋支店で、ワークショップを計画しています。

詳細は企画・運営メンバーで検討中ですが、下記のような概要です
。これは通称ナカダイ・プロジェクトと言われている、(株)ナカダイの中台さんとのプロジェクトです。

趣旨:デザインの力で、社会をもっとよくすることができると信じています。そんな力を、さらに身につけるために、このワークショップを開催します。

今回は、中間廃棄物を活用して変革を推進している(株)ナカダイの中台さんをアドバイザーに、工場見学(観察)、発想、視覚化、提案という流れで、1日の活動をします。

また、参加可能な人は、前日より現地に行って、事前見学、ワークショップのデザイン(準備)やクリスマスパーティもやりたいと思います。

今回のワークショップの一連の活動のプロセスや成果は、展覧会出展、商品化、出版化など、社会化することを目標とします。

タイトル:地域と地球を楽しくするためのデザインワークショップ
日程:12月26日(月)08:00-18:30 (可能な人は、25日(日)14:00-17:00)
場所:(株)ナカダイ・前橋支店(群馬県前橋市駒形町1326)JR駒形駅
主催:千葉工業大学デザイン科学科山崎研究室
スケジュール:

25日(日)ワークショップのデザイン(企画運営委員および事前参加可能な人)
14:00-15:30 事前見学および中台さんと進め方の相談(観察・検討)
15:30-17:00 ワークショップのデザイン(企画・準備)
18:30-21:00 クリスマスパーティ

26日(月)ワークショップの本番
08:00-08:30イントロダクション
08:30-10:30 中台さんのお話と工場見学(観察)
10:30-12:00 見学の分析とアイデア展開(分析、発想)
12:00-16:30 視覚化(制作)
16:30-17:00 ミニ展覧会準備
17:00-18:00 ミニ展覧会とディスカッション
18:00-18:30 片付け

活動内容:
1)提案チーム:観察から地域・地球を楽しくするための提案をする 提案は、企画、プロダクト、空間、サービス、インフォグラフィック、広告、映像等  提案は、工場の廃棄物を活用して作成することもできる
2)ドキュメンテーションチーム:活動を記録してメディアとして表現する ドキュメンテーションはリアルタイムドキュメンテーションと記録のためのドキュメンテーション

関連情報:

2011年12月4日日曜日

三宮で魚料理屋

三宮で忘年会ということで、水本さんのご推薦で「かねも」という魚料理屋に行きました。


最初に、大漁桶というざるの上に今日の魚をもってきてくれる。この中から魚を選んで、調理方法を選ぶ。どれも新鮮だ。
手前のズワイガニは、おすすめの「ズワイガニの陶板焼き」へ。これが、絶品で、みんな寡黙に食べていました。煮付け、たこの天ぷらなどなど、どれも素材の新鮮さをいかした、あっさりとして味付けで、とてもおいしいです。

そして、この薩摩揚げも、具がやわらくて絶品です。
しめは、バッテラと穴子箱寿司。穴子寿司は関東よりも甘みをおさえて、穴子本来の味をあじあうことができて、とてもおいしかったです。

2011年12月3日土曜日

デザインとコミュニケーション力(就活アドバイス)


デザイン系の就職活動のアドバイスの3つ目。

これまでに「ポートフォリオのアドバイス」と「デザイン系の就活アドバイス」を書いてみましたが、今回は「コミュニケーション力」。

デザイナーにとっても、コミュニケーション力はとても重要です。いくらデザインスキルがあっても、コミュニケーション力が不足している人は、企業では必要とされない場合が多いです。

コミュニケーション力とは「相手の気持ちを察知して、相手に分かりやすく魅力的に対応すること」。これって、ユーザー体験を考慮したデザイン(ユーザーエクスペリエンスデザイン)と同じ。ユーザーエクスペリエンスデザインの方が簡単なのは、時間をかけて計画的にできるが、コミュニケーションは一瞬に対応しなくてはいけない。つまり、本当に身についていないと一瞬に対応できないということです。

まずは、自分自身のコミュニケーション力のよい点と不足している点を自覚した上で、長期的な対応と短期的な対応を準備します。僕自身も不足点があって、なんとか改善したいと思っています。コミュニケーション力は、下記の3つが重要な要素となります。
1)良好なコミュニケーションをしたいというモチベーション
2)相手の気持ちを理解する力
3)相手に分かりやすく、魅力的に伝える力
この3つの要素について解説します。

自分は口べた、恥ずかしがりやなのでポートフォリオを見てもらって自分のスキルを評価して欲しいと思っているとしたら大間違い。まず、そのような気持ちを持っている人は失格。恥ずかしくても、相手と良好なコミュニケーションをとろう、そのために最大限の努力をしよう、そう思っている人の姿勢は相手にも通じるものです。

企業は現在でもコミュニケーションは大事ですが、今後よりグローバル化する状況でのコミュニケーション能力が期待されます。それは、語学力はもちろんですが、自ら積極的にコミュニケーションしようというモチベーションをもっていることが大前提となります。日本という同一文化にいて、説明をせずに分かってほしいというのは通用しません。

例えば、リチャードサッパーという世界でもっとも優れたデザイナーでさえも、自分のデザインを世にだすために最大限の努力します。相手に挨拶をする、ジョークで笑わせる、楽しい会話をする、自分の本をプレゼントする、食事をともにする、、、。彼はクリエイティブな時間は10%、90%は自分のデザインを世にだすための時間(主にコミュニケーション)を費やしていると言っています。

まずは、相手のことが分からなければ相手に分かりやすく伝えることはできません。相手の基本的な情報や相手の興味を理解する能力が必要です。

相手の気持ちを理解するためには、まずは事前情報の取得があり、相手との会話と観察が役にたちます。会話を円滑するためには、相手との信頼関係をつくることだと思います。これは心理学用語のラポールの形成です。信頼関係づくりには、たわいのない会話(答えやすい会話)から開始して、だんだんと深い会話に進む。また、相手の言ったことを繰り返してこちらで言うことで、理解を表明したように信頼関係が深まります。

日本を代表するプロダクトデザイナーの秋田道夫さんが、うちの研究室の観察して、次回のセミナーは、スケッチのワークショップをやりましょうと提案してくれました。研究室にスケッチが張ってあり、そのスケッチや研究室の状況を見てワークショップを提案してくれて、まさに研究室の期待に答えてくれたわけです。

ここでデザイナーのスケッチなどの視覚化能力は役立つが、実はそこに落とし穴があります。相手に分かりやすく伝えるためには「ことば」がもっとも役にたちます。デザイナーは「ことば」と「かたち」をデザインする必要あります。

どのような「ことば」にしたら、相手が理解をして分かりやすく伝えられるのか? そのためには相手への理解と尊敬が必要で、相手に分かりやすい説明をする姿勢が大事です。例えば、相手が技術者であれば、その技術者に分かる「ことば」で、相手が人事担当者であれば、人事担当者が分かる「ことば」で話す。僕も、これがうまくいかずおしかり受けたこともあります。

そして、コミュニケーションは一瞬にして行わなわなければならないことがありますので、時間をかけた素晴らしいスケッチよりも、手書きで分かりやすく表現したスケッチやインフォグラフィックが役にたちます。その場合も、スケッチやインフォグラフィックに適切な「ことば」と組み合わせることで分かりやすくなります。