Next 5 in 5 とデザイン


IBMは、今後5年間で人々の働き方、生活、関わり方を一変させる可能性を持った5つのイノベーションである「Next 5 in 5」を発表しました。

 「Next 5 in 5」を紹介する映像はYoutubeに公開されています。この映像は、目に見えにくい情報をインフォメーショングラフィックスを活用して分かり易い映像にしています。英語圏でない人たちにも、わかりやすく魅力的に見せているのが、うまいなあと思います。

この中で、僕が特に興味をもったのはMobileです。低価格のMobileの普及によるデジタルデバイトがなくなるというのは理想的ですが、そのためには、インタフェースやユースウェアが鍵になると思います。ハードが普及しても、使い方のデザインとインタフェースのデザインによって、デジタルデバイドがなくなるかどうかに強く影響します。

BOPのデザインも、かならずしもローテクのデザインだけでなく、BOPのための文化性や地域性を考慮したインタフェースとユースウエアのデザインも検討してみたいと思います。


日本IBMのプレスリリースの資料をより抜粋して下記に解説を掲載しました。

[1] Energy あなたの作ったエネルギーが誰でも使えるように
ウォーキング、ジョギング、サイクリングや、あなたのパソコンからの熱、水道管を流れる水など、動くものや熱を発生するものであれば何でも、貯めておけるエネルギーを作り出せる可能性を持っています。

例えば、自転車の車輪のスポークに取り付けた小さなデバイスが、ペダルを漕ぐとバッテリーに充電することを想像してみて下さい。自転車で好きなところに移動するついでに、自宅の照明の電力の一部を作ることができるのです。

[2] Security もうパスワードは不要に

あなたの生物学的な特徴があなた個人のアイデンティティーの鍵であるように、近い将来それが個人を守る鍵になるでしょう。

例えば銀行のATMで自分の名前を名乗るか、あるいは網膜のパターンを読み込む小さなセンサーを覗き込むだけで安全にお金を引き出すことができるようになります。また、同様の方法で、モバイル端末やタブレット端末からも残高の確認などができるようになります。

[3] Mind Reading 人の心を読むことが空想から現実に

人間の脳と、コンピューターやスマートフォンなどの機械をリンクさせる方法が研究されています。これが実現すれば、あなたは話したい相手を思い浮かべるだけで、電話をかけられるようになります。また、カーソルの移動先を思い浮かべるだけで、画面上に表示されているカーソルを操作できるようになります。

バイオインフォマティクス分野の科学者たちはすでに、脳の電気的活動や、表情、興奮、集中の程度などを計測できる高度なセンサーが付いたヘッドセットを考案しており、それを利用すれば、人が何をしようとしているのかが行動前にわかるようになります。


[4] Mobile デジタル・デバイドのない世界に

モバイル・テクノロジーの発展により、5年後には情報を持てる者と持たざる者の差は大幅に縮まると見られています。5年後にはモバイル端末の出荷台数は56億台に達すると見られ、世界人口の80%が1台ずつモバイル端末を持つことになります。モバイル端末価格の低下に伴い、これまで買うことができなかった人々も今後はモバイル端末を手に入れ、さまざまなことができるようになります。

例えばインドでは、音声技術とモバイル端末を活用して、読み書きのできない地方の村人たちが、端末に録音したメッセージを介してコミュニケーションできる仕組みを実現しました。以前は手にできなかった情報を得られるようになったことで、村人は天気予報を確認して農作物に肥料を散布する時期を決めたり、医師が村を訪れる日程を確認したり、また農作物や商品の最適価格を決定したりできるようになりました。


[5] Analytics 迷惑メールが価値あるお知らせに

5年以内に未承諾広告はよりパーソナライズされた内容になり、スパムは事実上根絶されると見られています。同時に、スパム・フィルターの精度も上がるため、不要な売り込み広告からは解放されるようになります。

もし、カレンダーに登録しているスケジュールに合わせて、お気に入りのバンドのチケットを発売開始と同時に予約できるようになったらどうでしょう。あなたは、通知を受け取り次第、モバイル端末から直ちにチケットを購入することができます。また、搭乗予定の飛行機が大雪の影響を受けそうな場合に通知を受け、航路を変更することができるようになったらどうでしょう。

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