タイポグラフィーと私(2)

タイポグラフィーと私」の講演会のつづき
中島先生のお話、
上記のブロックマンのポスターは印象深い作品。大学3年の時にポスターを見て、文字の扱いの美しさに感動した。書体はできるだけ一つの書体、サイズもできれば一つの書体という考えが頭にあった。広告では、伝えることを考慮すると、どのような書体を使うのかは重要である。その時に、このポスターは自分の仕事にとても影響を受けた。全体のスペーシングの取り方も緊張があり、すばらしい。

「ウールマークの新聞広告」では、広告は整理することがまず重要であることを実践したものである。書体は一つ、大きさは二つにしぼった。情報を整理をしないと5ぐらいの書体になってしまうかもしれないが、整理をしたので、書体は一つになった。


「ウールの15分間入浴法」のように文字を一つのまとまりとしてデザインした。つめることにより周りの余白が生きてくる。a1という書体は読みやすく、デザインを感じさせない。


「さくさく、 ぱちん。」という文字組では、文字をシンボル化して、ぱちんという音を感じさせるようにしている。ボディコピーは、同じ書体にしたいが、トップはキャッチフレーズにするため にゴシックにしてある。「肩の型。」も一つの文字組をした。


右下の、「ウールは、愛着にこたえてくれます。」一番小さい字をきれいにくまないと、全体がきれいに見えてこない。すべての文字を、ピン セットで移動して、美しく読みやすくなるように調整する。




ポールランドの仕事、Westinghouse社のロゴや専用書体」は僕の中にはいってきた。シンボルの考え方もよかった。Westinghouse社専用の書体を用意した。この書体は、stの部分だけ違うだけで、ロゴように見えてくる。

Westinghouse社のロゴや専用書体が、忘れられない。僕の「View Card」の仕事に、20年前に見たポールランドの仕事が生きてきた。eだけ小文字にすることで、全体がロゴしてきた。




(学生へ)
ブロックマンとは、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン(Josef Müller-Brockmann)という、スイスのグラフィックデザイナー。スイスグラフィックの代表的なデザイナーや、グリッドシステムの提唱者としても有名。

これまでのまとめ
タイポグラフィーと私(1)
タイポグラフィーと私(2)
タイポグラフィーと私(3)

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