澄川伸一さんの特別講義

澄川伸一さんが、大学院の特別講義に来てくれました。

いつものようにメモを掲載

■はじめに
・手当たりしだい身の回りのものをすべてデザインしたい。
・非常に仕事はいそがしい、そこでベースとなるのは体力と気力。
・会社をやすみがちのひとには、よい仕事は担当できない
・締切より早めに仕事をしあげて、残りの2日間でブラッシュアップするのが重要。
・締切、ぎりぎりにできたものは、よいものはない。
・仕事は、基本的にすべて一人でやっている。
・ヨーロッパ系の学生は、PDFで作品集をしあげて送ってくる
・作品を受け取って、悪い気はしない
・最近はオランダの学生が優れている
・まず、ポートフォリオの完成度、それも紙ではなくPDFで作る

■コンセプトの見つけ方
・すべてのヒントは現場にある
・すぐに現場に行く行動力が、差をつける
・アメリカでのスポーツウォークマンは、当時は腰に取り付けるデザイン。現場を見ると、アメリカ人は手にもって走っている。
・手にもつウォークマンを提案(グリップウォークマン)、曲線的なかたちを評価をえた
・置かれる場所、使われる場所にすぐに行くようになった
・Tower RecordのATM. 現場に行くと、側面が大事だと分かった。
まず、プライオリティーをつけてみる
・すべてを全部やろうとしたら、よいものはできない
・なにか犠牲にして、なにか生かす
・打ち合わせの時は、何が大事かを聞く
・MaiyaZD レンズが重要。 レンズを支える台座が重要。
・Parking Unit まずは、駅の駐輪場へ行く
・婦人用の体温計、朝おきて、一番最初に見るもの、打つ食い下
視点の変換
・くつべら 立たないものを、立たせてみよう
・世界で一番美しいはんがー。洋服をかけていない時に美しい
硬度の差を利用
・名刺いれ
・コクヨのはさみ。エラストーマーの活用
・子供用の食器。 やじろべえのようい揺れる
臭覚を刺激するデザイン
・ひのきのまくら
ヒントは現場にある、まずは現場に行ってみる

■海外で見つけたもの
・場所に行かなければ、あじわえない
・あとで、デザインに役にたつ

■おまけ
・とにかく手が早くないと厳しい
・三次元をCGだけでなく、三次元プリンターですぐに立体化する
・人と同じ時間で、倍以上のアウトプットをだす
・海外に行って、いろいろな視点をもつことができた
・美しいものをデザインするには、美しいものを見まくるしかない
・ロジックと感性がを一致させるのがデザイン


澄川さんは、学生たちに、作品の紹介だけでなく、デザインの学びを教えてくれました。

帰りの電車の中で、Richard Sapperと、彼のブリオンベガのTVの話で盛り上がりました。澄川さんは人を雇わずに、一人ですべてをやっているので、Sapperとの共通点を発見しました。Sapperは、常にアシスタントは雇わずに、自分で簡単な紙の模型を作って、簡単な図面をかいて、それをGiovanni Sacchiのようなモデラーに作ってもらいます。

僕が、Sapperと一緒に旅行をしていて時も、荷物をもとうとすると怒ります。彼の主張は、特に大事な荷物(デザイナーにとってはモデル)は、常に自分が手でもって、送ったり、人に持たせたりしないことだと、いつも言っていました。

それとも、もう一つ、澄川さんが、昔のSONYのデザインセンターでは、やはりSapperのデザインしたブリオンベガのTVのデザインを目標としていたという話。僕も、前からそんな気がしていました。澄川さんのBlogも参照してみてください。

それから、僕と澄川さんの出会いについても思い出しました。銀座松屋で黒川雅之さんがアレンジしたデザイナーズカカタログ展で一緒に出品した時だった。もう、15年前ぐらいだ。それから、いろいろな場所でお会いするようになった。

大学院特別講義についてはこちら
Giovanni Sacchi についてはこちらを参照

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