手を動かす

4月からの研究室会では、まず最初に手を動かすことにしました。

うまくなくても、まずは、自分の頭の中のことを、手を動かして表現することで、アイデアが広がる。あたり前のことだが、なかなか手が動かない。

音楽でもスポーツでも、準備体操や毎日の基礎練習が必要なように、デザインの基礎が身についていない人は、基礎練習をした方がよい。

4月は、まずは、寄藤文平さんの「ラクガキマスター」の最初に紹介されている「らくらく10分トレーニング」から、10cmの線を1mm間隔で100本、10cmぐらいの円を50個、四角柱と円柱を20個を、10分間でみんなで描く。

この数値感覚を身につけることもデザインに大事なこと。ものをみて、1.8mの高さなのか、10cmの大きさなのか、2mmのRなのか、見極める目をもつことで、デザインの精度が高まる。

たとえば、音楽であれば、プロは421Hzなのか422Hzなのかを聞きわける。デザインでもプロであれば、角が1.5Rなのか2Rなのか、2.5Rなのかは、すぐに見分けることができる。

5月からは、タイポグラフィ。先週は、僕の大好きなHelvetica で自分の名前を10分でペンで書く。ちゃんとペンでHelveticaを書くには、時間がかかる。学生から、Heloveticaの O の文字はHより少し大きいんだとか、当たり前の発見があったようだ。そのうち、なにも見ないでも、鉛筆でHelveticaの文字を描けるようになってほしい。

来週はBodoni、そのあとは日本語の書体と続く予定。Bodoniはちょっと難しいかもしれない、美しい文字なので、ぜひ挑戦したい。


毎月、テーマを決めて、一年間は続けてみようと思います。本当は、毎週ではなくて、毎日やった方がよいと思うのですが、、何人かの学生はテーマを決めて、毎日、手を動かしています。絶対にうまくなりますよ。

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