2009年11月30日月曜日

Ziba Design Tokyo

人間中心設計特論の授業で、今年も青山にある「Ziba Design Tokyo」に訪問。

代表の平田さんがみっちりつきあってくれた。平田さんは「Creative Jumpが重要。エクスペリエンスの次の、フレームという概念を検討している。Zibaには天才はいないが、みんなで考えている。」ということから開始して、いろいろな事例を紹介してくれた。
いつものように、忘れる前にメモ。

Experienceには4つの要素がある。この4つをどのようなパラメーターで見せるかがブランドの特性になる。ブランドロードマップは、いつの段階で どの要素を定着させるかまとめる。
・Entertainment
・Education(分りやすく、使えるか)
・Inspire(どれだけ影響されているか)
・Involve(どれだけ巻きこまれているか、脱日常しているか、Wow)
良い会社とは、好きなる会社=ブランドになる
Authentic experienceをクライアントに提供する

PCのAdvanced designの事例
・竹をモチーフにした=Wit

プレゼンには笑が重要
経験から愛着につながる
レキサスのGブックが、素晴らしい体験を与えてくれる

新しい体験を感じさせるプレゼンテーション
映像(光が動く)+音(じゃましない)+シナリオテキスト

Signature Element =Concept
評価項目
・Design Principal=普遍的な原則
・Visual Positioning=
・Core Value=
・会社の理念

途中で、平田さんのスケッチも紹介。でも、重要なのはスケッチに時間をかけるのではなく、アイデアをいかに早く視覚化すること。
途中で、後半は地図を書くワークショップを開催。対象ユーザーと状況を考慮して、デザイナーとして個性のある地図を書く。HCD、インフォメーショングラフィックスとデザイナーとしての個性を考慮する必要のある課題。

最後は、机の上に今後の向かうべき方向性を書きこんで説明してくれた。ある意味で、Ziba Designの戦略だ。

この人間中心設計特論も、だいぶ進んで、だんだん中間発表(自分なりのデザイン手法を提案する)が近づいてくる。

目標:オリジナルなデザインを生み出すためには、オリジナルのデザイン手法が必要になる。それを「デザインのデザイン」や「メタデザイン」と呼ぶこともできる。
この授業では、人間を中心にしながらも、多様なデザイン手法や優れたデザイナーの実践やデザインアプローチを学び、自分なりのデザイン手法を提案して、その提案に基づいたデザイン制作をすることで、自分なりのデザイン手法を検証する。

01: 09/30(水)イントロダクション、Kevin Clark, User Experience Innovation
02: 10/07(水)デザインアプローチ(1)Paul Rand, KAZ紹介
03: 10/14(水)デザインアプローチ(2)受講者紹介、Achille Casteglioni、シナリオ手法
04: 10/21(水)デザインアプローチ(3)Achille Casteglioni、Ready Made Designワークショップ
05: 10/28(水)デザインアプローチ(4)ビジョン提案型デザイン手法
06: 11/04(水)デザインアプローチ(5)佐藤雅彦、Ruleワークショップ
07: 11/11(水)デザインアプローチ(6)Edward Tufte、Micro/Macro Readingワークショップ
08: 11/17(木)見学ワークショップ(1)ZIBAデザイン@青山、マップワークショップ
09: 11/25(水)デザインアプローチ(7)構造、情報アーキテクチャー、構造化コンセプト
10: 12/03(木)見学ワークショップ(2)GKテック@大久保
11: 12/16(水)中間プレゼンテーション(オリジナル手法の提案)
12: 12/17(水)見学ワークショップ(3)コンセント@代々木
13: 01/13(水)デザイン案の展開(1)、アドバンスデザイン研究
14: 01/20(水)デザイン案の展開(2)、アドバンスデザイン研究
15: 01/27(水)最終プレゼンテーション(オリジナル手法によるデザイン提案と検証)

内容については、下記の学生のBlogも参照。同じ授業をやっていても、学生によってとらえ方が異なるのがおもしろい。

・これまでの人間中心設計特論はこちら



2009年11月29日日曜日

HCD-Net研究発表会@秋葉原

秋葉原で、HCD-Net研究発表会が開催することなりました。人間中心設計に関連する多様な活動や研究を知るよい機会になりそうです。当研究室の院生の為我井君と松尾君も発表。二人は先日の韓国で開催されたIASDR 2009でも発表している。


日時:12月11日(金) 13:00-16:40
場所:産業技術大学院大学 秋葉原キャンパス(秋葉原ダイビル12階)
参加費:会員1,000円, 非会員2,000円, 学生 無料
詳細及び申込:HCD-Net Webサイト

プログラム概要:
■HCD-net事業部企画セッション
13:00-14:50 「電子政府ユーザビリティ・ガイドラインと評価手法」
・電子政府ユーザビリティ・ガイドラインの概要 13:05-13:45
講師:黒須正明氏 (総合研究大学院大学 教授、HCD-net理事長)
・NEM(Novice Expert ratio Method)の基礎  13:50-14:40
講師:伊藤泰久氏 (株式会社U'eyes Design グループリーダ)
15:00-16:00「企業のHCD活動事例の紹介」
・NEC共通基盤ソフトウェア研究所
・富士通デザイン株式会社
・㈱ケンウッドデザイン
16:10-16:40 「人間中心設計専門家資格認定制度の認定プロセス」


■研究発表セッション
13:00-14:00
・初心者に適したユーザビリティ評価手法の研究  
為我井敦史 (千葉工業大学大学院)
・家電製品のユーザ体験に対する評価構造に関する一考察 
安藤昌也 (産業技術大学院大学)
・対象の多面性を考慮したWebナビゲーション設計のための共通分類カテゴリーに関する検討 
掘雅洋 (関西大学)
14:10-15:10
・インフォメーショングラフィックスを活用したわかりやすい地図の作成手法の研究 
松尾毅 (千葉工業大学)
・プレゼンテーション用アプリケーションの提案 
下田麻美 (産業技術大学大学院)
・寸劇を使ったユーザ評価の手法研究
~アクティングアウトをどこで使うのか~ 
・浅野智 (横浜デジタルアーツ専門学校)
15:20-16:40
・認知的負荷を低減する音声・視覚ガイダンスの検討 
赤津祐子 (沖電気工業)
・感動体験データベースを利用したサービスシナリオ発想法XB法の提案
三澤直加 (株式会社U'eyes Design)
・脳性麻痺者のマウスポインタ操作の効率化に関する一考案
西口宏美 (東海大学)
・人間中心のイノベーションに向けて 
山崎和彦 (千葉工業大学)


2009年11月27日金曜日

(緊急)ポートフォリオのポイント

先日、エプソンのデザインセンターの星野さんが、大学に来てくれて会社説明会をしてくれた。そこで、ポートフォリオに関してもいろいろなアドバイスをしてくれた。僕も、いつもアドバイスしていることもあるので、これまでの経験から、学生たちに、ポートフォリオのポイントをまとめて見ました。

まず、デザインや建築の世界におけるポートフォリオとは、自分の作品や研究をまとめたファイルのこと。就職選考のためにポートフォリオを送付したり、ポートフォリオを活用して自己紹介をする。就職選考も新卒だけなく中途採用などの場合にも必要になる。また、入学選考などでも必要になる場合もある。特に、海外の大学の入学選考では、面接やテストはおこなわず履歴書とポートフォリオによって審査する場合も多い。

そんなポートフォリオに関して、重要だと思われる点をまとめてみました、学生のみなさん、参考にしてみてください。

・ポートフォリオを審査する人は、一冊に30秒から1分ぐらいしか時間をかけない場合もある

・ポートフォリオを審査する人は、まずざーと見て、もう一度見たいポートフォリオを仕分けする、ここに残らないとだめ。

・ポートフォリオは最後まで見てもらえない場合もあるので、自分が見せたいものから順番に入れる

・ポートフォリオ全体の最初の3ページが、そのあとのページを見たくなる魅力的な導入部があること

・プロセスがあって、最後に結論がでてくるような見せ方は、見る人をいらだたせる

・最終的なアウトプットだけでなく、そこに至るまでに、いかに幅広いアイデアを展開しているかがポイント

・CGやイラストレーターのデータだけでなく、手描きのスケッチが重要

・一つの作品を見る時間は数秒なので、その数秒で魅力的で分りやすいことが重要

・細かい字は、読んでもらえない場合が多い。ビジュアルを工夫して、ぱっと見て分るようにする

・タイトルや、Concept, Sketch, Prototypeと言った文字を大きくしたり、装飾したりするのは邪魔

・ポートフォリオのタイトルや文書に、あまり特徴的な字やデザイン処理をするのは邪魔

・各ページで、自分が見せたいものがきちんと見えているかチェック

・自分の特徴を把握して、その特徴を生かした見せ方を検討。自分のアピールポイントを再度検討してみることが重要。例えば、模型をつくるのが得意である場合は、それを模型の写真でアピール。例えば、文章もきちんとかけるので、あれば文章を掲載する。

・相手に見てもらいたいという気持ちや工夫がないポートフォリオはだめ(ポートフォリオを審査する人は、一瞬に判断がつく)

・よくない作品であれば、掲載しない方がよい(他の作品がよくても、マイナス点になる、落ちる理由になる)

・全体を同じフォーマットにすると、マニュアルのようで整いすぎて興味がなくなる

・ポートフォリオを審査する人は、学生がポートフォリオにかけた時間を一瞬に分る。(時間をかけているポートフォリオは熱意が伝わる)

・100冊のポートフォリオの中から、1冊が選ばれるとすると、一定レベルのデザイン完成度とオリジナリティ。

・ポートフォリオをよくするには、まず作って、判断ができる人に見てもらってコメントもらい、修正をすることを繰り返すしかない

・ポートフォリオを見てもらう企業や人にあわせて、ポートフォリオの中身を柔軟に組み替える。(企業によって求めるポイントは異なる)

・デザイナーにとって、ポートフォリオは一生かかわるもの。いつも作っては、人に見せて、アップデートすることを楽しみながらやるのが重要。

ビジョン提案型デザイン手法の展開と実践

ビジョン提案型デザイン手法の展開と実践について、日本人間工学会関東支部大会でシンポジウムを開催します。この手法の研究と実践ついては、ワークショップや事例を重ねて、そろそろまとまってきました。



日時:2009年12月6日(日)10:00~12:00
場所:武蔵野大学
タイトル:6A1シンポジウム「ビジョン提案型デザイン手法の展開と実践」

【企画者】山崎和彦(千葉工業大学)

アーゴデザイン部会のワーキンググループでは、これからのユニバーサルデザインを考慮した、ビジョン提案型手法に関する研究・実践活動を継続的に推進して いる。ここでは、ビジョン提案型手法における「発想、目標設定、評価」の手法の解説、ビジョン提案型手法のSIGやワークショップの概要、ビジョン提案型 手法の事例および、今後の展開について発表する。

1.ビジョン提案型デザイン手法の概要
山崎和彦(千葉工業大学)
2.ビジョン提案型デザイン手法における発想と目標設定
郷健太郎(山梨大学)
3.ビジョン提案型デザイン手法における評価
柳田宏治(倉敷芸術科学大学)
4.ビジョン提案型デザイン手法の事例
安藤昌也(産業技術大学院大学)
5.ビジョン提案型デザイン手法の事例実践による改善
上田義弘(富士通デザイン株式会社)
6.ビジョン提案型デザイン手法のワークショップ事例
早川誠二(株式会社リコー)
7.ビジョン提案型デザイン手法の今後の展開
高橋克実(株式会社ホロンクリエイト)

日本人間工学会関東支部大会についてはこちら

2009年11月26日木曜日

未来への贈り物

いよいよ、今年のエコデザイン展も間近になりました。

千葉工大からも、学生8名(院生1名、4年生3名、3年生4名)と僕がプロとして、参加する予定です。今年のテーマは「未来への贈り物」。もらってうれしい贈り物になるように、参加者は、今、まさに作品制作のつめの段階だと思います。


会期:2009年12月3日(木)~12月8 日(火) ※水曜日(祝日を除く)休館
時間:10:30~19:00
会場:リビングデザインセンターOZONE(3F OZONEプラザ)
〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー
主催:日本インダストリアルデザイナー協会東日本ブロック環境委員会
入場料:無料
趣旨:
本展は、プロの工業デザイナーと、デザイナーの卵(学生)が協働するデザイン展です。 「未来への贈りもの」をテーマに、学校の垣根を越え開催されたエコワークショップの成果を紹介します。コンセプトから素材選び、設計、パッケージ、流通に いたるまで、プロダクトデザインが完成する過程を6回の課題に取り組みながら学びました。自らの提案を世の中に届けるまでの思案とその成果をご覧くださ い。また、プロが考える様々なエコデザインプロダクトを展示します。
プロと卵の発想をとおして、これからの暮らし、エコデザインを感じてみませんか。

出展者
プロ:
浅井治彦、石黒猛、石田純之助、石田聖次、石渡 文一、川治美紀、黒田秀雄、佐藤徹、角南健夫、馬場咲絵、福田哲夫、堀越敏晴、本田圭吾、武者廣平、武藤恕始、山崎和彦
学生:
関東地区デザイン学生46名
桑沢デザイン研究所、サレジオ高専、産業技術大学院大学、首都大学東京、東洋美術学校、多摩美術大学、千葉工業大学、 千葉大学、日本大学、武蔵野美術大学、明星大学 
展示内容:
自然、新エネルギーを利用したプロダクト、消費効率を良くしたプロダクト、自然に添う暮らしのアイデア、システムなど未来への贈りものをテーマに提案した デザインをパネル、模型等で展示します。


また、12月5日(土)は下記のようにエコセミナーおよびオープニングパーティがあります。

・16:00-18:00 エコセミナー(無料、要予約、下記参照)
・18:30-20:30 オープニングパーティ(無料、予約必要なし)

エコセミナーの概要
開催日:2009年12月5日(土)16:00~18:00
会場: リビングデザインセンターOZONE(8F セミナールーム)
〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1新宿パークタワー
主催::リビングデザインセンターOZONE
参加費 :無料 定員:60名
趣旨:
世界が持続可能な経済と産業の組み替えに立ち向かおうとしている今、デザイナーとして 何ができるでしょう。デザイナーは、単に形や色を決めるだけではありません。時代の問題に光をあて、解決するように計画をたて、「新たなくらしの在り方を 指し示す」ことで、社会に役立ち、人の心を突き動かすことができるのです。今ほど”何を作るか”ではなく、”何を デザインするか”が問われている時代はありません。
本セミナーでは、各分野で活躍中のデザインスペシャリストを迎えて、デザインの現場から環境への取り組み、これからの姿と可能性を思索します。未来志向の エコデザインとそのヒントを提示します。
講師:
・浅井治彦(工業デザイナー)
・石田聖次(ライティングデザイナー)
・福田哲夫(工業デザイナー)
申込み:
以下のページの「申し込む」覧から必要事項を入力のうえ必ず事前登録をお願いします。
http://www.ozone.co.jp/event_seminar/seminar/seminar_c/detail/882.html


2009年11月25日水曜日

黒川雅之さんのお話



先週は、黒川雅之先生の特別講義

お話を聞くのも、かれこれ6-7回になると思うが、いつも学ぶことがある。
忘れる前に、メモを!

今日は「素材と身体」のお話。
椅子は、椅子の背面はおとうさんの背中のように、「もの性」をもっている。
椅子の内側はおかあさんのように、抱きかかえるような「感性」を持っている。
デザイナーは、すべてをゼロからデザインすることを考えていかなければいけない。
デザインとは、ものとは何か?と人とは何かの二つを考えて、人とものの関係性を考えるのがデザイン。
デザインを心で考える(身体性)。デザインを頭で考える(知性)。
人とものの関係は、愛情関係である。

1.素材=素材を選び、素材に形をあたえる
・お地蔵=石という素材、存在が重要
・鉄びん=鉄の質感、重い存在感
・ガラスのコップBalloon=ガラスの質感が恋人、空気のような存在感

2.郡体=魚のむれ、森、調和
・Nextマルニ

3.破綻
・和紙でできたテーブル、

4.気配
・人間には、元気そう、楽しそう、あんどがる
・傘の家=男性、日本性
・キリコの絵=影の絵、影がある

5.偶然
・かすれ、滲み、むら
・鉛の時計

6.沈黙
・足と天板だけのテーブル
・伝わらないコミュニケーションが普通
・形をシンプルにして、沈黙をつくる
・秘すれば花(世阿弥)

7.曖昧=曖昧の魅力
・能楽師のおめん
・格子ごし見るから興味をわく
・ぼやっと、シルエット

8.原型
・テーブルの原型

Kの実験/「ものづくり」から「ものわたし」まで
・企てる
・つくる
・売る
・ケア
・デザイン、ものづくり性でブランドを作る
・営業では、広報だけ売る

研究室の学生のBlogも参照してみてください。(特に、写真はこちらを参照)
青木君のBlogも参照
木村君のBlogも参照


参考となるWebサイト
http://www.designtope.net/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%B7%9D%E9%9B%85%E4%B9%8B

2009年11月24日火曜日

ET2009で学生のデザインが展示

パシフィコ横浜で開催された組込み総合技術展(ET2009)では、人間中心設計フォーラムを担当。

今年で3年目になるこのフォーラムでは、毎年、人間中止設計の事例を聞くことになっている。今年も、200名以上の多くの方が参加してくれて、広い会場もほぼ満員。

まずはカシオの佐藤 公一さんが「カシオ計算機株式会社における人間中心設計プロセス実践事例」のお話。ハンディターミナルDT-X7の製品開発の中で実践した事例を詳細に紹介していただいた。
富士通デザインの上田 義弘さんが「富士通における人間中心設計プロセスの実践事例」を紹介。最初にATMの事例を紹介して、富士通における多様な人間中心設計へのアプローチを紹介。

次は、日立の河崎宜史さんが「日立におけるエクスペリエンスデザインへのアプローチと事例」を紹介。
今回は人間中心設計の事例だけでなく、日立におけるデザイン手法の開発にも紹介してくれた。
最後は、僕が「人間中心設計の海外事例」を紹介。内容は「UCD Stories」の本の中より、二つの事例、HCDネットツアーで行った「IDEOの事例」と、HCI International 2009での「産業機械の事例」です。

その後に、ET2009の会場へ。会場のWILLCOM CORE MODULE FORUMの展示ブースでは、研究室の4年生の上田さんの作品を展示。ちょうど、会場に上田さんもいたので記念撮影。

上田さんたちがデザインした「病院のためのreleaf」のプロジェクトが、実際に稼働するプロトタイプとして展示。学生達がデザインした作品が、実際に稼働するプログラムができるとは!

ET2009に関してはこちら

2009年11月23日月曜日

1000cc Creative Competitionで最優秀賞

もう一つのコンペでの活躍は、M1の木村君

千趣会×JDN主催の「1000cc Creative Competition」で、「rainy.tone」という作品で最優秀賞をもらいました。このコンペは、一般の部と学生の部がありますが、木村君の作品は学生の部でトップで、かつ全体でのトップでした。本当にプロにも勝る活躍です。すごい!

このコンペのテーマは「雨 × SWEET ~雨が降ることが"嬉しい"、"待ち遠しく"させるデザイン~」で、それに対して、雨が奏でる楽器というコンセプトで取り組みました。

木村君の解説では「庭やベランダに設置するガーデンアクセサリーで、上部の円盤で雨粒を受け止め、やじろべえの様になっている振り子が揺れ、その反動でベルを鳴らします。こ れは雨音の心地よさ、雨粒に揺れる草木がヒントになっています。ベルの素材や長さを変える事で様々な音色と音程に変える事が出来ます。雨は確かに傘をさしたり靴が濡れたりいろいろと面倒なものですが、それを改善してもきっと「待ち遠しさ」とは違うし、ただ雨のエッセンスを使ったグッズや ファッション(極端にいうと水玉模様とか)を身にまとっても、きっと雨の日は憂鬱に感じると思います。晴れの日にはない雨の日の良さをもっと楽しい体験に することが、テーマに応える方法と考えました。」だそうです。


1000cc Creative Competitionの結果については、こちらを参照。
木村君のBlogも参照

やまなしデザインコンペで入選

最近、研究室の学生がコンペで、成果を出している。

山梨県デザインセンター主催の「やまなしデザインコンペティション」で、4年生の三丸拓也君が「sashi-Ha ~さし葉~」という作品で入選。これは学生コンペではなく、プロも一緒のコンペで入選というのもすばらしい。
コンセプトは「sashi-Haはフルーツを食べるときに使用する果物フォークです。 桃を食べるときの彩りにいつも違和感を感じていました。桃を想像したときに思いつくのは木からぶら 下がる桃のきれいなピンクとそのピンクを彩る緑の葉をいつもイメージします。 食べるときにそのイメージができるような果物を彩れるプロダクトを考えたときに桃の葉のような形状 のフォークに至りました。 このsashi-Haで桃を食べるときに、思わず微笑んでしますようなシーンになってほしいと考えています。 この果物の鮮やかな色を彩る緑の葉の果物フォークで様々な山梨のフルーツも食べてもらい、果物を食べるまでの様々なシーンをイメージして頂きたいと考えています。」だそうです。
やまなしデザインコンペティションについてはこちら

2009年11月22日日曜日

安全知循環ネットワーク

先日は関西大学の堀先生と新大阪で、プロジェクトの打合せ。

セキュアライフ創出のための安全知循環ネットワークに関する研究」という、なにやら難しい名前のプロジェクトで、 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の一つです。

災害や事故などの状況で、安全に生きるためのネットワークに関連する研究です。研究内容は下記のような感じです。

・誰にでも分かりやすい災害情報のコミュニケーションのデザイン
・安全に避難するためのコミュニケーションデザイン
・安全に生き残るための情報のコミュニケーションデザイン
・これに、上記を支える僕たちの「デザイン原理」と「評価方法」に関する研究

この研究では、関西大学総合情報学部の堀雅洋先生加藤隆先生と千葉工業大学の僕が共同研究を推進している。現在、うちのゼミからは、M2の為我井君と松尾君も参画している。そろそろ成果を発表しなくてはいけないので、計画を練りました。忘れてしまうといけないのでメモを、、

・2009年12月にHCD研究発表会で発表
・2010年3月までにデザイン原理をまとめる
・2010年9月にヒューマンインタフェース学会で発表
・2011年7月にHCI International @ オーランドで発表

ところで、このような予算も削減されたりするのかな。

芬陀院の雪舟と美玲

東福寺芬陀院(ふんだいん)は雪舟寺とも呼ばれる、小さなお寺。

紅葉の季節でも、静かでとてもゆっくりと落ち着く場所。ここには、雪舟の作庭した南庭と、重森美玲の作庭した東庭と、図南亭という茶室を楽しみことができる。

雪舟の作庭した南庭は、荒廃していたものを近年に、重森美玲が修復した。奥に見える石のかたまりが鶴島で、手前が亀島でウマスギゴケの海原に浮かんでいる。緑のこけと白砂のコントラストも美しい。




重森美玲の作庭した小さいな東庭には、その先に図南亭という茶室が見える。こちらの庭は、雪舟の南亭に対して、コンパクトな美しさを特徴としている。


この茶室の黒い板と畳の色のコントラストも、モダンな感じだ。
丸い窓だけでなく、いくつかの窓によって、異なる光を呼びこんでいる。
丸い窓から、東庭の宇宙が開ける。


重森三玲に関してはこちら

2009年11月21日土曜日

日立デザイン本部

今週は、日立デザイン本部の会社説明会。

日立デザイン本部のホームソリューションデザイン部の岩間さん、ユーザエクスペリエンスリサーチセンターの河崎さん、社会ソリューションデザイン部の篠邉さんの三人に来ていただいて、日立デザイン本部の多様な活動を紹介していただいた。


河崎さんとは、この日の午前中は横浜でET2009の人間中心設計フォーラムで一緒に講演。午後は津田沼まで来ていただいて、一日お世話になりました。

黒須先生も、昔は日立デザイン本部にいたことがあり、日立デザイン本部はユーザビリティやユーザ調査などを積極的に取り組んでいることでも有名。また、新しいインタラクションやデザイン手法などにも積極的に取り組んでいる。

日立デザイン本部についてはこちら

エコデザインの特集

僕は、日本デザイン学会の学会誌編集・出版委員会の委員もさせていただいています。

この委員会には、,小林昭世先生(武蔵美), 白石照美先生(拓殖大), 阿部眞里先生(拓殖大), 河原林桂一郎先生(静岡文化芸大), 高山靖子先生(静岡文化芸大)と僕の6人のメンバーで構成されています。


いろいろな特集号の中で、僕は、現在「エコデザイン(仮)」と「ヒューマンセンタードデザイン(仮)」の二つの特集号を担当しています。まずは、エコデザイン(仮)の方から年内にまとめる予定です。執筆者には、大学先生から日本インダストリアルデザイナー協会環境委員会のメンバーなど、下記のように多様な人が執筆しています。

特集タイトル:「エコデザイン(仮)」
・方針:エコデザインやサステナブルデザインに関連する様々なデザイン研究を紹介する。特に、多方面からのデザインアプローチと、具体的な実践を紹介する ことで、エコデザインの研究や作品のための参考資料となることを目指す。
・編集長:上原勝先生(千葉工業大学)
・編集担当:山崎和彦先生(千葉工業大学)

目次案(タイトルはすべて仮です):
・「エコデザインの基本」上原勝先生(千葉工業大学)
・「サステナブルな社会のために」益田文和先生(造形大学)
・「エコデザインと方法論」上田愼治エジウソン先生(千葉大学)
・「エコデザインと材料」青木弘行先生(千葉大学)
・「感性とエコデザイン」佐藤弘喜先生(千葉工業大学)
・「動くエコデザイン」福田哲夫先生(産業技術大学院大学)
・「情報とエコデザイン」山崎和彦先生(千葉工業大学)
・「エコデザインのための設計」山際康之准先生(造形大学)
・「エコデザインの実践」村田智明さん((株)ハーズ実験デザイン研究所)
・「エコデザイン展の活動」浅井治彦先生(明星大学)
・「魅力あるエコデザイン」佐藤徹先生(日本大学)
・「サステナブルデザインと教育」本田圭吾先生(桑沢デザイン研究所)
・「あかりとエコデザイン」石田聖次さん(ライトシーン)
・「日常品とエコデザイン」永井尚さん(レック)
・「住宅とエコデザイン」黒田秀雄さん(黒田秀雄キッチンシステム研究所)


来年に出版される予定です。学生達がエコデザインに取り組む時に役に立てばと思います。

2009年11月20日金曜日

日本デザイン学会秋季大会

先週の日曜日は、拓殖大学の茗荷谷のキャンパスで、日本デザイン学会秋季大会が開催。

学生プロポジションは、なんと大会開始の3週間前に開始募集ということで、当研究室では間際すぎて申し込む人がいなかったですが、隣の佐藤研究室からは3人が参加。今回の秋季大会はあまり参加者が多くなかったようですが、やはりいろいろな人からコメントをもらって、役にたったと思う。

筑波大の「なつのおちょうさん」という作品では、病院での触れ合いのための「こと」と「もの」のデザインの提案。実際に病院でのワークショップも興味深い。やはりこれからのデザインは、絵にかいたもちではなく、実際に試してみることの重要。

もうひとつ筑波大の「Canvas Cape」という作品では、子供たちが洋服にいろいろなものを着けて楽しむ服を提案。会場では、筑波大山中研究室の坂口さんともお会いして、いろいろな繋がりの話をもしました。

デザイン学会に関する活動はこちら。
小向君のBlogも参照

2009年11月19日木曜日

プロトタイプ展

PROTOTYPE展に行ってきました。

場所は六本木ミッドタウンのデザインハブ。プロダクトデザインを進める過程のプロトタイプ、モデル、スケッチなどを展示している。なにか気付きを得て、方向性のイメージが見えてきたら、多くの試作を繰り返す姿を見ることができます。





学生達が学校でやっていることは、デザインを作り上げる過程の本の入り口でしかないことが分る。ぜひ、学生は見てきてほしい。それから中野さんのグラフィックデザインもよい。


会場には、たまたまデザイン振興会の村井さんとお会いしました。可能であれば、審査委員に集まってもらい、今後のGマークについてディスカッションするような機会を作っていただけそうなので、よろしくお願いします。

2009年11月18日水曜日

虎屋@ミッドタウン

ふと、ミッドタウンの虎屋に寄ってみた。

長いのれんに虎屋のマークが印象的。店内が見えないので、思わず中を見たくなるのがみそ。

のれんをくぐって、中にはいると白い空間が広がる。はいって左側をみると「日本の紙展」を開催中。

和菓子が、とても美しい。本当に飾っておきたいほどだ。

展覧会にちなんで「紙」という羊羹も、限定販売。
思わず、すてきな風呂敷、和紙の手紙と羊羹と買ってしまった。この風呂敷は、羊羹のあづき色に、紅葉の緑、オレンジ、赤い色がついている。風呂敷の包み方で、変化するのが楽しい。
日本の紙展の情報はこちら
虎屋のWebサイトはこちら

2009年11月17日火曜日

霊雲院の二つの庭

霊雲院(れいうんいん)は、で東福寺の塔頭の一つで、少し離れた場所にあるので、観光客まあまりこないので、静かだ。

もう今年の今日は、紅葉がはじまっていて、あたりは色づいている。
霊雲院には、南側と西側に二つの庭がある。ともに、重森三玲氏が作ったものだが、趣が異なる。

南側にある「九山八海の庭(霊の庭)」 は荒廃した庭を近年になって重森三玲氏が修復した枯山水庭園。中央に、須弥山としての遺愛石があり、その周りに白砂が八海を表現して、その向こうにコケと石があり九山を表現している。

西側にある「臥雲の庭」は寺の名前である「霊雲」を主題にして重森三玲氏により作庭された枯山水庭園。川の流れと、雲を白砂や茶色い鞍馬砂でダイナミックに表現していて、モダンな表現。

お寺の奥から、眺めると対称的な両方の庭を眺めることができる。
重森美玲氏は、京都の東福寺に多くの庭を残している。僕も、東福寺では、まだ三つ庭しか見ていないので、これから残りの庭も見に行きたい。


東福寺についてはこちら
霊雲院についてはこちら

2009年11月16日月曜日

秋田道夫さんのお話

先週の水曜日の特別講義は、秋田道夫さんのお話。

秋田さんが本学の特別講義で話してくれるのも今年で2年目。昨年度の講義とは、趣向をかえて、秋田さんは展覧会のパネルを持ってきてくれた。今年は、パソコンは使わない。(背景に写っているのは、研究室のPCで秋田さんのWebサイトを投影)このパネルをどうやって見せるのかは、よく分らなかったが、学生には前の方に座ってもらう。

秋田さんは、10年前に見られる人になろうという意識しはじめたということから口火を切った。秋田さんの話の原点は、「デザインの大好きな人」だと思うし、学生にも少しでもデザイン好きになって欲しいという愛情を感じる。
一時間ぐらいたったら、途中でパネルを窓際にならべて秋田道夫ミニギャラリーを開始。本物がないのがさびしいので、研究室にある、最近購入した秋田さんデザインの「サーモマグコーヒーメーカー」と昨年、秋田さんにもらった「80mmの湯呑み」も展示。
秋田さんの新しいスタイルは、その場の空気を感じながら対応を考えていく。昨年度の講義とは、まったく異なるスタイル。
ミニギャラリーの見学のあとは、秋田さんと僕が対談することに。この10年のデザインについて話す。なかなか、二人で前に座って話すのも、なんか気恥かしい。

講演の後は、恒例の懇親会。学生も大勢集まり、けっこうワインを飲んで交流。秋田さんは来年も講演に来てくれるとのことで、今から来年もたのしみだ。そういえば、秋田さんは、今週の木曜日は大学院人間中心設計特論の授業でZIBA Design Tokyoにて、見学&ワークショップの予定だが、そこにも参加するかもしれないと言っていたが、どうなるやら。

青木君のBlogも参照


今年の特別講義の予定で、僕が担当しているのは、あと3回。明日は、黒川雅之さん、翌週は三木健さん、その翌週は長谷川敦士さん。