2008年10月9日

デザインとは何か、黒川雅之の講義

昨日は特別講義の第二弾で、黒川雅之さん

71才の黒川さんが初めてうちの大学で講義をしてくれました。これまでの黒川さんの活動を集大成するようなお話を、とてもエネルギッシュに話していただき ました。これだけ学生達が集中して聞いていて(寝ている学生は誰もいない)、そして講義の終了後の拍手が鳴り止まなかった講義は初めてです。

講義の後は、いつものように研究室でワインとビールで懇親会。懇親会では、「おとなの話」も飛び出し、とてもBlogには書けませんが、黒川さんの本音を 聞けたとても充実した時間。品川まで電車で一緒に帰り、次回は学生は提案するデザインをもって、僕はワインをもって事務所にお伺いすることを約束して、別 れました。

忘れる前にメモを、、

三宅一生=物の作り方からデザインする、素材のデザイン
・一枚の布=布からつくるんだ、日本は布を残さない
・プリーツ・プリーズ=加工するプロセスをかえる
・A・POC=糸から洋服

日本の和服は素材のデザイン、西洋はかたちをデザインする
例:黒川=楕円をづらした照明
例:KURAMATA=アクリルシートから作った椅子。作り方がデザイン

「つくり方の工夫がデザイン」

Productionの仕事
1.企画、2.戦略
3.デザイン・マネジメント
4.プロダクション・マネジメント
5.広報、6.配給、7.オンラインショップ運営

Software領域とHardware領域
・Hardware Alliance company
・Software production
・デザイナー

ものとは何だろう?道具(体の延長)、製品(設計図どおりにできたもの)、商品(お客様が欲しがる)、作品(かたりつぐ)、環境(もの周辺には気が伴って いる)、メタフィジカルな価値(愛するもの、コレクションする、かっこいい、たった一つだけ、思い出の品)
人のこころのなかを知る

氷山=人間
・上=意識の領域(夢、希望、欲望)
・下=無意識の領域(暗黙知、記憶、DNA)
奥の奥にあるものを見つけ出す必要がある

Vision(本質)に向かってデザインする、現実に近づけていく=祖型(本質の見抜いた提案)
Visionは現実と非連続な飛躍(日本人の美意識という本)
めくじらを裏返して、自分を見ることが重要
自分の中に他人がいる、自分としての鍛錬が必要

Kの実験=システムとしての職人と組んでものづくりをする=Kシステム
パートナーと14のサブブランドを作っている
Kの風景

まとめ
・アライアンス
・ブランド/記憶の集積
・夢/記憶と夢
・自分の中の人類
・描く→使う そのすべてのデザイン
・デザインとはなにか、つくるとはなにか

10月08日(水)黒川雅之氏(黒川雅之建築設計事務所代表)
・講演タイトル「デザインからものづくりへ、実験的行動」
・黒川さんは、プロダクト、家具、建築を中心に幅広く活躍されているプロダクトデザイナー・建築家。
・略歴は早稲田大学博士課程を修了。黒川雅之建築設計事務所を設立。ニューヨーク近代美術館の"永久コレクション"に、「GOMシリーズ」が選ばれる。 ニューヨーク近代美術館の"永久コレクション"に、「FIENO」と「GOM/PEN・PUSHPIN・MAGNET」が選ばれる。2001年 -(株)デザイントープを設立。金沢美術工芸大学美術工芸研究科教授。株式会社黒川雅之建築設計事務所・主宰。株式会社デザイントープ・主宰。

・参考となるWebサイト
http://www.designtope.net/
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E5%B7%9D%E9%9B%85%E4%B9%8B

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